danna labo. vol.3

F1 2007 オーストラリアGP決勝

    [mutter]

2007 Formula 1開幕戦 オーストラリアGP決勝が行われ、フェラーリのキミ・ライコネンが優勝。SA07を駆るスーパーアグリの2台は、琢磨選手が12位、A.デビッドソン選手が16位で、2台とも完走。
各選手のコメントや情報は、当サイトがリンクしている情報サイトで確認してもらえば良いとして、ここでは個人的に気付いた点を少々違った切り口で。

区切り
SAF1(特に琢磨選手)のレースペースの悪さ

序盤はラルフ、ヤルノの隊列についていけるペースだった。だだし、マシンが軽くなるにつれて上がるはずのペースが、上がるには上がったがその上がり幅が少ない。ヤルノと同じタイミングでピットインしたが、ピットイン手前の2~3周は0.2~5秒ほど遅れたペースでした。
また、混戦でもつれている時の第二スティントで各選手タイムを出す中、琢磨選手のペースが上がらなかった。
両選手のレース中のベストタイムは、
琢磨選手:1'28.487(20周目):全体で18番目
アンソニー:1'28.489(41周目):全体で19番目
前を走るトヨタ勢は、
ラルフ:1'27.796(42周目):全体で12番目
ヤルノ:1'28.034(41周目):全体で13番目
ルーベンス:1'28.098(41周目):全体で14番目
レース後今宮さんが「ラルフから14秒差でのゴールは、何かあればひっくり返るタイム差」と言ってましたが、 タイムを出さなくてはいけない所でタイムが出せなかったのが、この結果。 その逆がバリチェロで、あれだけひどいマシンにも関らず、琢磨選手の前でチェッカーを受けています。
アンソニーが接触したとは言え、これがセッティングの問題なのか、マシンのポテンシャルの問題なのか。現時点でははっきりしていませんが、 これが後者であるなら、ニコ、クルサード、ウェバーのタイムを考えるに、ポイント獲得の努力は相当必要だと思います。
予選のQ3の走りもそうですが、メルボルンでのロングランでは、27秒台を出すのが難しそうな車のような気がします。

タイヤ戦略の面白さ

今年からソフト・ハードタイヤ両方を必ずレース中に1セット使用しなければならなくなり、レース戦略がより面白くなった気がします。
路面状況が刻一刻と変わる中、ミスマッチしたタイヤ、若しくはピンポイントではまったタイヤで、逆転劇が展開される予感です。
中段グループにとっても選択肢がひとつ増える事になりそう。最初にソフトでトップにくっつき、 中段に飲み込まれない位置で復帰できるようにタイヤ交換をすれば、全体ペースとしてはライバル車を上回るかもしれませんから。
今回で言えば琢磨選手の立場から見ると、ブルツ、ルーベンスのペースは意外な方向に働いた気がします。
ブルツはソフトでもたれずにいいペースで走られ、ルーベンスは伸びないはずのハードでいいタイムを刻まれたのですから。

地上波オープニングのひどさ

これはひどい。後述しますが、基本的に地上波は見ないのでyoutubeでオープニングを閲覧。
アメコミにも劣る絵を、F1というモータースポーツ最高峰の放送で流してしまう、フジのえげつなさ。
良かった、CS契約してて。

フジTV竹下アナの策略

基本的にレースはCSで見ますが、今回の予選はCS・地上波両方見てました。
で、予選の実況で竹下アナが、アンソニーの事を「デビッド・アンダーソン」と仰せられてました。
ひどい、ひどすぎる。。。
竹下アナはFormula Car 基礎講座を森脇さんから受けてるくらいだから、もう少しF1に興味を持ってもいいと思うんですが。。。
誰ですか?デビッド・アンダーソンって。居たっけなぁ?
あ、地上波オープニングの腎臓悪そうな悪役がアンダーソンですかな。。。