danna labo. vol.3

悲しみを受けて

    [mutter]

沼田選手の悲報から3週間が経ちました。もともと沼田選手に関するサイトが少なかった事もあり、9月4日、5日は多くの方がこのサイトにも訪れて頂き、また温かいコメントを頂きました。
このサイトだけでなく、mixiや某掲示板でも私のイラストが紹介され、今回の出来事に対し非常に複雑な想いです。
(書き込み&紹介頂いた皆様、感謝いたします。)

また、時を同じくして、WRCの元世界チャンピオン コリン・マクレーが飛行機事故で亡くなりました。
立て続けの訃報に、2007年9月はモータースポーツファンとしてとてもつらい月になりました。
人の死に違いはないですが、ほんの数時間前まで元気でいた人物が突然いなくなる事は、現実として受け入れる事がより困難になる気がします。

RidingSport

今回のRIDING SPORT誌で、沼田選手の追悼記事が掲載されています。
http://www.news-pub.com/magazine/details.html?id=1590)
表紙一面の沼田選手の写真だけでなく、目次ページ一面にも全日本V2獲得時(SUGOの時?)の写真が掲載されており、沼田選手の存在の大きさを実感させられます。
また、藤原らんか氏の4コマ漫画が素晴らしいです。色々な想いを思い出させてくれると共に、あのような表現ができる才能に脱帽です。

沼田選手が残した宿題は大きなものだと思います。
「昔のようにロードレースを再び盛り上げる」
1レースファンであるWebデザイナーである私が偉そうに言えた事ではないですが、
私にできる範囲でロードレースを盛り上げる活動をしたいと思います。

<追記>
先の全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦SUGOラウンドで事故に遭われた奥野選手、回復しまた元気な姿を見せてもらえるように、影ながら応援しております

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1: みぐりん (09/29 23:06)
今月号の四コマ劇場…感動的でしたね。
藤原らんか氏は沼田さんとレースをしたこともあって、それだけに悲しみも相当大きかったことと思います。だからこそあのような、見る人に希望を与えるような作品にしたかったのだと思います。レースファンのために、そして自分自身が立ち直るために。

私たちイラスト描きは、絵に関わる者として、あのような「人に希望を与えるような作品」を目指したい…そう思った今回の四コマ劇場でした。
余談ですが、藤原氏は私の大学の後輩でして、彼女が中学生の頃から知っております。昔っからユーモアたっぷりの人でしたよ。
2: 旦那@管理人 (10/03 01:05)
みぐりんさん

藤原らんか氏の4コマは、沼田さんがチャンプを取った年に買い始めたライスポが始まりで、
当時からとても面白い視点で描かれてる漫画に感心してました。

今回のらんか氏の作品は悲しみに対し、とても真っ直ぐ描かれていて、
衝撃を受けたと共に、絵が持つ可能性に驚きました。
そういう意味で、「希望を与える作品」というのは難しいですね〜。

みぐりんさんもイラスト描かれるんですよね。
(しかもらんか氏と知り合いとは!)
このエントリーでも書いているように、ロードレースを盛り上げる活動の一環として、
全日本の写真やイラストをいろんな人が投稿できるコンテンツを作りたいなと思ってますので、
そちらでも、また別の機会にでも是非一度拝見させてもらいたいです。
3: むらさき (10/08 15:16) murasaki_purple549@yahoo.co.jp
昨日の夜のTBS、NHKなどの報道を見てから悲しみというよりも、何だかやりきれない気持ちと悔しくて仕方のない気持ちのまま、あちこちを彷徨ってお邪魔させていただきました。

私も今月号のらんか氏の4コマ劇場を見て、逆に少し救われた気になっていたひとりでした。

ただ、今から14年前、今は永遠の休刊となってしまった「RH(レースング・ヒーローズ)誌」にらんか氏がまだ、読者として毎号怒涛の4コマを投稿されていたころ、毎号シュールなギャグ満載の作品の中、あるとき、たった一コマだけの作品で、大空高く飛ぶ鳥を「あ、フラミンゴ」と後姿の原田・坂田・上田各選手が見上げている、という作品は、何だか涙があふれてきてとまりませんでした。
4: むらさき (10/08 15:19) murasaki_purple549@yahoo.co.jp
つい先ごろ、沼田さんのこと、奥野選手のこと、さらには前田選手のこと、あるいはコリン・マクレーのこと・・・こんなことが思い起こされているときに昨日のことって・・・

ノリックのことで私が涙が出そうになったのは二回。

一度目は96年のWGP第三戦。「天才」と世間が騒ぎ、思うような結果が出ずにいると失望と批判が渦巻く中、後輪を思い切り滑らせながらブッチギリで優勝した鈴鹿。
二度めは・・・

ご冥福、なんてもんじゃなく悔しくて悔しくて・・・ただ今はそんな気持ちです。

すみません。こんな不安定なまま書き込みをさせていただきました。
5: 旦那@管理人 (10/09 00:16)
むらさきさん

コメントありがとうございます。
96年の鈴鹿は今でもよく覚えてます。
NSR500Vの岡田選手が開幕から好調で、逆にノリックはフリー走行、予選で苦労していた中での優勝。
あの時ノリックがもたらした感動は、一生忘れられないものになりました。

こうもこのようなニュースが続くと、もう何も考えられない気分ですね。
僕も沼田さんの訃報を聞いた時、
ご冥福を祈るなんて考えられる状態でなく、
もう残念しか言葉が見当たらなかったです。
沼田さん、奥野選手、前田選手、マクレー、ノリック、ほんと、ただただ残念で仕方ないです。